沖縄・東村で出会う、自然と過ごす休日
沖縄・東村で出会う、自然と過ごす休日
沖縄沖縄本島の北東部にある東村（ひがしそん）は、観光地の喧騒から少し離れて、手つかずの自然と、ゆったりとした時間が流れる場所です。
ドライブで緑のトンネルを抜けると、広がるのは一面のパインアップル畑。東村は沖縄でも有数のパインアップルの産地で、太陽の光をたっぷり浴びた果実は、驚くほど甘くてジューシー。
地元の道の駅や小さな商店では、しぼりたてのパインアップルジュースや手作りスイーツも楽しめて、思わず“おかわり”したくなる美味しさです。
そんな自然の恵みを感じながら村を進むと、まるで時間がゆっくり流れ始めたような感覚に包まれます。その先にあるのが、東村の隠れた名所ながはま海岸。
賑わいから少し離れた場所にあり、まるでプライベートビーチのような静けさが魅力です。
真っ白な砂浜と透明度の高い海が広がり、波の音と風の音だけが心地よく響きます。夕方にはオレンジ色の空がゆっくりと群青に変わり、夜になれば満天の星が瞬く——。
星空観賞にもぴったりなスポットで、無料のシャワーや更衣室も完備されているので、日帰りでも気軽に立ち寄れるのがうれしいところです。
そして、せっかく東村を訪れるなら一泊してほしいのが、「ヤンバルエクスペリエンスホテル ヌンガニク」。
やんばるの森と海に囲まれた体験型ホテルで、全室アウトドアリビング付きのコテージ風客室が並びます。
朝は鳥の声で目を覚まし、昼はマングローブカヌーや自然散策、夜は星空観察や焚き火、BBQを楽しむ。そんな自然とともに過ごす時間がここにはあります。
ホテルのすぐそばには福地川海浜公園もあり、のんびり川沿いを散歩するだけでも心がリセットされるようです。
東村は、特別な観光地というよりも、“自然といっしょに過ごす場所”という言葉がぴったり。
パイナップルの香り、波の音、星空の光——
どれも飾り気のない、東村の日常そのもの。
でも、そのシンプルさが心に残る理由なのかもしれません。
忙しい日々から少し離れて、自然と自分をゆるやかにつなぎ直したいとき。
沖縄・東村は、きっとそんな旅にぴったりの場所です。
